派遣と有給休暇

派遣と有給休暇

起き上がれない、体調が優れない、怪我をしてしまった。
毎日健康に過ごそうとしていても、どうしても会社を休まないと休養できないときがあります。

その人が派遣社員だった場合、これは生活の面にも影響がかかってきます。
普通、派遣社員の給料は時給制や日当制の場合が多いからです。

 

いくら病院の支払いが社会保険や労災で補えたとしても、給料が下がってしまったらと思うと、人間無理をしてしまいますよね。

 

そんな時正社員の方だったら普通使えるのが「有給休暇」です。
忙しくて仕方ない方は使う時間もないかもしれませんが、労働基準法には「年次有給休暇の付与」などとして、「休ませる」ことを念頭においています。

 

派遣社員の場合はどうなのでしょうか。これも労働基準法に載っています。

 

有給休暇は、どんな労働者でも会社に申請すれば必ず取得できる休暇で、パート形態でも大丈夫です。
ただし条件があり、6ヶ月以上の継続した勤務、全労働日に対して8割以上出勤していれば、有給休暇を取ることができます。

 

決められた日数の範囲内であれば、取得できる日数の制限はなく、取得日数や取得の時期は労働者の自由になっています。
基本的には、有給休暇の取得には派遣事業主や派遣先への事前申請(前日までの申請)が必要です。

しかし体調が悪いなどの健康状態に対してはその日の朝や出勤後にでもかまわないと思います。
派遣労働者の有給休暇取得に関して、派遣先企業は拒否することはできません。

注意しておきたいのは、派遣事業主は、自社の運営が困難となる時に、「時季変更権」を行使することが出来るそうです。

 

保険を適用できるとしても低賃金であるが故、健康には一番気をつけておきたい派遣労働者です。
有休の活用も視野に入れておくといいと思います。

 

 

日雇い派遣とは、派遣会社に登録して、仕事する前日に電話やメールで仕事内容を伝えられて働くものです。
その日に現場へ向かうと、交通費がついていなかったり、長時間労働であったりと、話が違うというケースも少なくないようです。

そして中には社会保険にも加入していないという人が多いようです。

 

日雇いのため、収入が不安定で寝泊りに困り、ネットカフェで寝泊りする「ネットカフェ難民」の話はもう大体の方がご存知でしょう。
しかし、こんな日常を送って健康でいられるというのでしょうか。

私の見たテレビ情報番組では、ネットカフェの個室で座り続けた体制をとったため、エコノミー症候群になってしまったという恐ろしい話が出ていました。

 

健康で楽しく働けるというのは人それぞれの価値観だとは思います。
忙しく働く人が健康という訳ではないのに対し、派遣やパートとして時間を有意義に使うことに重きを置く方もいらっしゃるのも当然です。

 

しかし厚生労働省はこのような状況の打開策を「日雇労働求職者給付金」という形でだしています。
指定されたハローワークへ行くと手続をしてもらえる策のようです。

 

一瞬の保険にしかならない、と感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、生活と仕事という切っても切れない関係で「日雇い派遣」という状況はやはり不健康な状態を作り出しやすいと私は思います。

 

もしも生活の打開を考えていらっしゃる方がいるとしたら、それは間違いなく、「体も心も健康でありたい」という願いを持っていらっしゃる方だと思います。

 

制度を使っていらっしゃらない方は是非問い合わせてみていただきたいです。




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